ご挨拶

東京大学 総長

東京大学 総長 藤井 輝夫

藤井 輝夫

株式会社クボタと東京大学は、2021年11 月に長期にわたる組織対組織の産学協創事業を開始しました。「100年後の地球にできること」というスローガンのもと、株式会社クボタの知見と東京大学の学知を結集し、持続的な未来社会の実現に向けて新たな価値を創造します。この連携により、卓越性と包摂性を兼ね備えた強固なネットワークを構築し、共同研究や人材交流、人材育成等の幅広い領域で協業を進めます。


東京大学は基本方針であるUTokyo Compassのもと、地球規模の課題解決に取り組むと宣言しています。豊かな社会と自然の循環にコミットし、”命を支えるプラットフォーマー”を目指す株式会社クボタと本学はビジョンを共有する部分が大きく、軌を一にして、より良い未来社会を迎えるために、課題解決に一緒に取り組んでいきたいと考えています。


本協創事業では、「食料・水・環境」分野において両者の知見・技術・ネットワークを活用し、地域(ローカル)レベルから地球規模(グローバル)を意味する「グローカル」において、自然共生(ビオ)と循環型社会(ループ)を両立する「ビオループ」の創生を追求してまいります。地域と地球全体に対応し、自然共生と循環型社会の実現に向けた重要な一石となることを大いに期待しております。

株式会社クボタ 代表取締役社長

株式会社クボタ 代表取締役社長 北尾 裕一

北尾 裕一

株式会社クボタは、事業を通じて食料・水・環境領域で社会課題の解決に取り組むことを使命としています。また、長期ビジョン「GMB2030」のもと、「命を支えるプラットフォーマー」をめざして「食料の生産性・安全性の向上」、「水資源・廃棄物の循環の促進」、「都市環境・生活環境の向上」に向けたソリューションの提供に取り組んでいます。

その活動をさらに進化させるため、2021年11 月から東京大学との産学協創事業を開始しました。「100年後の地球にできること」というスローガンのもと、 両者が有する知見や技術とネットワークを活用しながら、グローカルでの「ビオループ」の創生を目指し、共同研究や人材交流、人材育成を推進してまいります。

東京大学の有する世界トップレベルの研究力や人文知に、クボタの得意とする実践的な研究や技術開発を融合することで産み出される協創事業ならではの成果が、持続的な未来社会の実現に向けての新たな価値創造に繋がっていくことになるものと確信しております。